ワゴンマリンジェット

マリンジェットの直接のユーザであるライダーのグループの中にも、自主的なイベントなどを通じて、啓蒙活動を行っているところがあります。こういった活動には、単に「事故を起こさない」「事故にあわない」といった受身のものだけではなく、たとえば救護技術の習得など能動的なものも含まれる。また、ライダーをマーケットとするマリンジェット雑誌なども、しばしば安全性に関する特集記事を掲載しています。

現在のところ、ライダーを保護するのは救命胴衣だけであります。安全のためにも、ライダーとしての自覚のためにも、マリンジェットに乗船する際は適切な装備をすることが望ましい。マリンジェットの死亡事故は船舶や岩場などの障害物への衝突が7割を越えており、純粋な単独事故で死亡した例は1割にも満たない。衝突事故では衝突の衝撃でライダーが前方へ投げ出される為、ライダー自身が更に障害物へ衝突することが多く、死亡の原因として頭部の損傷が5割以上、次に3割以上が胸部・腹部等の前面部位の損傷となっています。

海上保安庁や水上警察による取締りや、メーカーや愛好者団体によるマナー向上活動の取り組みはされていますが、最終的には操縦者の人間としてのモラルの問題であるところが大きい。また、マリンジェットの出す水流および排気ガスが環境面に与える影響も指摘されており、対策が講じられています。木曽川・長良川では水流が魚の産卵場所である川床を破壊しないよう、航行規制が行われるなどの取り組みがされています。

マリンジェットのメーカーも、安全なマリンジェットを目指しての開発を進めており、最近の主力モデルでは、低速時の操舵を補助する装置(上記「構造」欄参照)や初心者等に配慮した出力制御装置などの措置が装備されています。ヤマハ・MJ-FX(エムジェイ・エフエックス)とは、ヤマハ発動機が製造しているマリンジェットの船種名。通称はFX。シリーズ車種として現在、排気量998ccのMJ-FX Cruiserと、同1052ccのMJ-FX High Output、その改造版であるMJ-FX Cruiser High Outputが製造されています。

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