マリンジェット*
2006年現在、日本国内でラインナップされています水上オートバイは20機種(ヤマハ7、カワサキ4、シードゥ9)あるが、販売の主流である3人乗りのランナバウトはすべて4サイクル機関を搭載しており、従来型2サイクル機関を搭載したものは4機種(すべて定員1名)と少数派になっています。環境対応型の2サイクル機関には、エンジン燃焼室内に燃料を直接噴射して排気ガスの低公害化を図るもの(ボンバルディエSEADOO 3D-DIなど)と、電子制御式燃料噴射装置と排気管に備えた触媒装置の併用により排気ガスを浄化するもの(ヤマハMJ-GP1300R))があげられる。
現在のところ、ライダーを保護するのは救命胴衣だけであります。安全のためにも、ライダーとしての自覚のためにも、マリンジェットに乗船する際は適切な装備をすることが望ましい。マリンジェットの死亡事故は船舶や岩場などの障害物への衝突が7割を越えており、純粋な単独事故で死亡した例は1割にも満たない。衝突事故では衝突の衝撃でライダーが前方へ投げ出される為、ライダー自身が更に障害物へ衝突することが多く、死亡の原因として頭部の損傷が5割以上、次に3割以上が胸部・腹部等の前面部位の損傷となっています。
救命胴衣によって溺死することは比較的防げるようになったが、その分、頭部・胸部・脊椎・頚部の防護が新たな課題となり、マリンジェット雑誌でも保護スーツ等の装備が勧められるようになってきました。これらを内蔵したウェアも市販されています。勿論死亡事故だけでなく、背部への衝撃による脊髄の損傷などもあり、メーカーの広報やマリンジェット雑誌でも首パッドのネック・ブレース・システム、脊椎パッド等のプロテクタやヒットエアーのようにエアバッグ機能付きのジャケット等の装備が勧められるようになってきました。
マリンジェットのメーカーも、安全なマリンジェットを目指しての開発を進めており、最近の主力モデルでは、低速時の操舵を補助する装置(上記「構造」欄参照)や初心者等に配慮した出力制御装置などの措置が装備されています。ヤマハ・MJ-FX(エムジェイ・エフエックス)とは、ヤマハ発動機が製造しているマリンジェットの船種名。通称はFX。シリーズ車種として現在、排気量998ccのMJ-FX Cruiserと、同1052ccのMJ-FX High Output、その改造版であるMJ-FX Cruiser High Outputが製造されています。
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